雨の日の映画館は

◇朝から雨。
 今日と明日はお休み。
 何も予定がないのでヒマといえばヒマなのだが、
 そういう感じもしないのは、とにかく何やってもいいし、
 何もしなくてもいいんだ、
 という休日がまだちょっと愉しいから。



さるさる日記をひとまず終えることにした。
 2001年7月以降の日記の過去ログをHPに置いてから、
 ほかのblogに変えるつもりだったのだが、
 バックナンバーを作ろうとするとつい自分で読みふけってしまう(爆)ので
 はてなダイアリーを借りて、こちらの方で
 これから日記を書いていく。
 これからもよろしく。



◇同時に読み始めた本

*『センセイの鞄』 川上弘美 平凡社
*『夜の果てまで』 盛田隆二 角川文庫

 夕べから同時に読み始める。同時に、というのは特別何かがあるわけではないのだが、
とにかく両方とも続けて読みにくいのである。そういう本は、たいてい途中で読むのを
やめるのだが、面白いからというわけではなくて、まあささやかな意地のような
ところで、数頁読んでは別の本を開いたりしながら読んでいくわけ。
 昔「真女神転生デビルサマナー」をサターンでやっていたとき、別のRPGを
スーファミだかPSだかでやって、小さなPCモニタにもなるテレビを普通のテレビの
横に置いて、戦闘シーンになるたびコントローラを持ち替えてやってたことが
あったがあんな感じである。
 どちらの本にも「花見」のエピソードがあったり、センセイとツキコさんが島に旅に
いくときに丁度裕里子と俊介が出奔したりで無意味に同調はするわけだが、それが
おもしろいというわけでもなくってね。
 どちらもつらくなるとさらに一冊たして、『潁原退蔵著作集第十三巻』も足して、
三冊回し読みをする。
 ということでさきほど、「センセイの鞄」の方のみ先に読了。
 うーん。
 そんなにおもろいかあこれ?
 「ここには、ただ、単純な言葉づかいで綴られたせつない愛の物語があり、
  そのそこかしこから、生きることのかけがえのない喜びと
  豊かさと美しさが、馥郁(ふくいく)と香り立っているばかりだ。」
という帯文の松浦寿輝の讃辞は、玉木正之新潮文庫プロ野球大辞典』にでも
つけてあげて欲しい。
 ただまあ淡々と進む話の中に、「やりにくい恋愛」のさりげないうつくしさというのは
十二分に描かれていて、好感はもてるんだけども。
 私が、短歌や俳句ばかり読んでいて、小説を読むことの方がはるかにハードルが高く
なっているのかも知れない。
 『夜の果てまで』は今やっと290頁。
 読んでいて3頁ほどごとに休憩入れないとつらい。