マリアブラウンの離婚
◇ひさしぶりにホームページをいじる。
ぐりぐり。
ftpは「fftp」、htmlは「FrontPage Express2」である。
ネットでさがすと、まだダウンロード出来るところがあった。
「front」はシンプルなページ作るにゃあ、まだいいんじゃないでしょうかね。
◇この間買った本
前著の『下流社会』では今の一部の若者について、「ヤングジャンプのグラビアに
出てくるような女の子と結婚したいと思っている」とか書いてあったのが、
身も蓋もない形容で個人的にヒット。「ヤンマガ」でも「ヤンサン」でも
ないのに特は意味はなさそうなのに、やけに説得力のあるこの「ヤングジャンプ」
の選択よ。
数字以外の部分は読みやすく書かれているのは、一冊が形而上学をほとんど排除して
書かれているからで、たまには瀬尾育生にもこんな風に書いてもらいたいものだと
思ったりする。
今回のアンケートであ、そういうものなの、と思ったのは、20歳から44歳までの
男性に「中国は嫌い」「韓国は嫌い」とかいった質問をしたときの回答で、
30%を越える人が「中国は嫌い」といっていること。
そ、それは、私だって好きかと聞かれれば特に好きでもないけれど、
10人に3人が「嫌い」というのはよくわからないなあ。
最近の新書というのはタイトルの下に『というお話』が実はついているのだと
思っているが(『下流社会、というお話』『日本人のしきたり、というお話』等ね)
あまり真に受けなさすぎるのも、それはそれで読んだり買ったりする意味がないようで
むなしい。
◇半年ほどほとんど本屋にいってなかったので、中尾太一の詩集がすでに出ていたことを
おとついはじめて知って(松本圭二のブログで知ったのだった。それもそれだが)
さっそくアマゾンでオーダーする。
しばらくたってから、思潮社からの本なら近所のイトーヨーカ堂内のくまざわ書店にも
入荷してるんではないか、とはたと気がついたが、あったらネットでオーダーした自分が
馬鹿みたいなので、いまだ見にいかず。
◇藤原龍一郎さんの日記が終わったみたいで、
場を変えて再開することもあるのかも知れないがとりあえずはお疲れさまといいたい。
私は初期のころに、小笠原鳥類とかがやっていた動きながらの朗読パフォーマンスみたいなのを
ずっと追いかけながら見聞していたことを長文で書きつづっていたのが印象的である。
好奇心と身のおきどころの低さと無為の行為に対する愛情がなければあんなものは
書けないわけだが、無為の行為に対する愛情が無尽蔵かどうかは人それぞれであるだろう。
そういう意味では深作光貞ってなんか不思議な人だったよなあ、と
ろくに知りもしないが、断片的な人物像からふと思う。
藤原さんの評論集『短歌の引力』は今奥付を見てみると2000年の刊行で、
もうそんなになりますか、という感じ。
新聞記者や編集者でもあった現代詩畑の詩人が、カッパ・ブックスなどで
本名で別のジャンルの新書を出すなんてことが昔あったが、
藤原さんにもそんな新書を一冊のぞみたいとも思ったりする。