雨の君子危うきに(以下略)
◇小島信夫『抱擁家族』読了。
変な話!
小倉千加子『アイドル時代の神話』読了。
さすがにちょっと古い。
◇小高賢『現代短歌作法』を買う。
あーこれは。これはおもしろいですなあ。
新書館なのにどうみても岩波書店にしか見えない本文フォーマット。
短いセンテンスに秘められた男のジェンダー満杯の、
「しょうがない」という諦観と前向きさのアマルガムのような、
文字の羅列に秘められた手の動き。
私も前向きに生きてるつもりなんだけど
(いやほんとです)
努力がたりないので、何を書いてもこんな風にはならないでしょうなあ。
◇今日は森ノ宮で講習。
おひるは雨だったが夕方にはあがっていた。
難波ジュンク堂の一階の書棚の配列が変わっていて、
文芸雑誌が極端に減っていた。
まあ売れないんだろうなあ。
穂村弘編の短歌絵本は五冊出そろったようで、
作りは丁寧だわ開く愉しみはあるわで、
ほんとよく出来てるなあ。
しかし思潮社の「新しい詩人」シリーズが一冊もないのはなぜ?
そのうち久しぶりに辻本京文堂にもいってみよう。
と思った二月のまんなかあたりの宵かな。