シンポレポ書けません
◇えーと。
京都の『いま、社会詠は』シンポジウム、行ってきました。
いやー。
ありゃーレポートなんかかけまへんわー。
とりあえず、小高賢、大辻隆弘、吉川宏志、みんな堂々としていたのが、
すごく印象的でした。
というか、個人的にはそれがすべてだったような気がします。
ということでほかのひとのところでも見てください。
あ、でも最初の林和清のこのシンポまでの紹介の流れの中で、
花山多佳子が永井裕の「総力戦」の中の一首、
あの青い電車にもしもぶつかればはね飛ばされたりするんだろうな
を取り上げた文章の話をしてくれたのはなんとなく個人的に
うれしかった。
こういう歌が少しでも話題にのぼるところに、
私が「歌人群の善意」を感じるからではないかなあ、と思います。
でもこれも五、六年前の歌ですけどね。
あ、あと俳人の塩見恵介さんの話し方は最近よく聞く京都ラジオの
番組の放送みたいで、それは、よかったです。
AMラジオのプログラムの持つ、高度化への抑制のかかった
話体の言語とでもいいましょうか、そういうのはちょっとなつかしくて
よかったですね。
◇帰りに、斉藤斎藤の新作が載ってる「るしおる」を買おうと思ったけれど、
グランドクローズを二月末に控えた京都近鉄百貨店の駸々堂でさがしてもらったら、
女の店員さんが走って探して来たのが前の62号。
この次のが出てるんですけどねえ・・・と言ってみたけれど、
河野道代の詩も載っているのでそれを買う。
あと探していた沖方丁のカルドセプト小説を二冊。
シンポ会場からの帰り道にあった見知らぬ古書店に600円であった
『<像>の不安』北川透、を買う。
『<像>の不安』ですよ、奥さん。って感じ。
あと三月二十四日には、大阪で現代歌人協会のシンポがあるそうです。
そうかー。