秋雨買物隊
◇傘も持たずに難波ジュンク堂へ行く。
*『岡井隆全歌集4巻』 思潮社
*『文藝ガーリッシュ』 千野帽子 河出書房新社
*『環状線のモンスター』 加藤治郎 角川学芸出版
などを買ったら14335円なり〜。貧乏人なのに!
◇400円券をもらったので3階でお茶。
コーヒーショップ近辺では澁澤龍彦関連書フェアと、
「のだめカンタービレ」にひっかけた「古楽とは何か」フェアで
こちらの方はプリントしたのをホッチキス止めした
数枚つづりのちょっとした解説があって、ま、ちょっと、こういうのが
あればね。
TVの「のだめ」はなんとなく見過ごしています。
なぜか最終回に古田が出てくる実写版「アストロ球団」は最後の方を
先日少しだけ見ました。
画面は最近の話がわかりにくい仮面ライダーみたいで、
そう特筆するほどでもないような。
『文藝ガーリッシュ』を少しだけお茶を飲みながら開く。
この本はどういう人向けかというような内容の前書きに、
「<ダヴィンチ>に載る十冊の話題の新刊より、<彷書月刊>で
紹介された一冊の古本。」とかあってまあそんな感じの
ブックガイドというかコンシエルジュというか、
メルティランサーというか、クック・ニック・チャンドラーというか
そんな本です。
冒頭はいわずとしれた尾崎翠。あとは野溝七生子とかー、
佐佐木丸美とかー、まあいろいろです。
難波ジュンク堂も半年に一回くらいしか行かなくなったので、
さすがに少しは(少しね)詩歌の棚の背表紙が様変わり。
蜂飼耳の詩集の再版とか、高貝弘也の新詩集とか、
ヤリタミサコさんの本は水声社から。
ふーん。
短歌の棚はさすがに角川の二つのシリーズ歌集が目立ちますが、
選・穂村弘の岩崎書店からの短歌絵本が豪華でかっこよくて
ちょい驚き。
こちらも実は再版になったけれど、さながら天草四郎の
「さんしゃる二こんたろす五くさぐさのでうすのたからしづめしづむる」
(であってんのかしら)
との謎とともに隠された秘宝のごとく本屋では発見困難な、
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という俳句のアンソロジ&猫写真では俳句作品だけが
先にページ印刷されていて、あとから作者の解説があるという
画期的な構成になってましたが、
こちらも左がわだけが観音開きになってて右端に短歌作品という
ブックデザインとしてもとてもよく出来てるものになってますなあ。
仕事というものは作ればそういう仕事はあるものだ、
というのは頭ではわかっていても私なんかはろくでなしなので
とんとそういうことは出来ないんですが、
編集者も穂村弘もえらいなあ。
「たんかえほん1」とナンバリングされているので3冊くらいは
出るのかな。
◇あとクイックジャパンのほしのあきのインタビューや
グーグルをフリーライダーだと批判する新書なんかをパラリパラリ。
◇そのあと日本橋までぶーらぶら。
昔よくゲームを売りに行った細長いソフマップの店舗が
閉店になっていて、おお、とか思う。
5.1chスピーカーセットが3980円だったり、
セレロン1.4GでXPのはいった中古PCが15000円くらいだったり、
例の999円のSDカードオーディオプレイヤーがあったり、
新型のipodシャッフルミニがあまりに小さかったりですかね。
安かったので中古ショップで次のを二本ほど。
*『スペースチャンネル5』 セガ DC
*『魔剣X』 アトラス DC
メイド喫茶にはいかなかったんですか?
はい、行ってません。ていうかまだ行ったことないです。
◇帰宅して岡井の全歌集の四巻を、これも先日仕事の講習で買った
「平成18年新版消防基本六法」(1785円)と厚さをくらべてみましたら、
箱から出したら「消防六法」の方が厚かった!
ま、いいけどね、そんなの。