100円ショップで豆炭を買う

◇いやーネクソンMMORPGマビノギ」の
 オープニング画面とタイトル音楽はいいですなー。
 でもうちのひよわなパソコンでは
 やっぱりゲームそのものは動いてくれないですな。
 買い換えるなりパーツ変えるなりまでして
 やりたいかというとそれほどまでは。


◇読んだ本


『日本女子フィギュアスケートオフィシャル応援ブック2006』
日本女子フィギュアスケート オフィシャル応援ブック2006


 先日の全日本選手権のTV中継は最高瞬間で44%を越えたとかで、
 なんだか凄いと言えば凄いことになってる日本女子フィギュアですが。
 ライターの青嶋ひろのさんが作ったフィギュア本の一冊で、
 こちらは十人のフィギュア選手のインタビューとフォトグラフで
 ほぼ構成された一冊。
 ジャンプの種類や新採点システム、試合の日程等は、
 『ぴあMOOK・オールアバウトフィギュアスケート』の方が
 くわしいです。
 青嶋さんの文章は、女の子っぽい感嘆符の使い方、
 切れのいい体言止め、
 等フリーのライターでも特色がある方だと思うんですが、
 その元には「元気のいい女の子は芝居を見に行く」というのが
 セオリーだった時代の残像があるんじゃないでしょうか。
 でもそれは、文章の裏に「教養ではないのに、教養のように扱われる」
 経験の集積を抱え込むわけで、
 背後にかなりアッパーなものを感じますね。
 そんな彼女が数年間ずっと見続けて来たフィギュア選手たちへの
 インタビュー集で単行本一冊が出来るくらいの分量。
 荒川静香村主章枝安藤美姫ほかの今年の夏ごろの
 インタビューが主かな。写真も豊富でみんなとても綺麗です。
 とはいえ、写真を見てニヤニヤするというよりは・・・。
 同時代の、少し人とは違う時間の使い方をしてる女の子たちと、
 それを見つめる中で仕事をしてるインタビュアーの、
 「生きる感覚」みたいなのを確かに手渡されるという感じがして、
 読む充実感のある本になってますよね。
 実はこの本、選手のサイン色紙やサイン入り水鉄砲(竹製!)とかが
 あたるプレゼントをやってるんですが、
 〆切が2005年12月末日(当日消印有効)なので今買っても
 応募出来る!
 私は応募しないけど。
 とりあえずテレビ見てた人は一冊どうぞ。


◇「文藝」2005/冬号の第42回文藝賞受賞作「窓の灯」青山七重
 「平成マシンガンズ三並夏も読む。
 「平成マシンガンズ」は、な、なんと!
 これまた、一種のいじめ小説でした。
 ごめんなさい私がわるうございました。
 それはたとえば「島根の太田水穂系の短歌結社に所属していた恋人が
 巻き込まれた殺人事件の謎を大阪と東京を舞台に
 若い女性の川柳作家が昭和三十年代ののちに前衛短歌運動と
 呼ばれる時代を背景に解き明かしていく新伝奇ミステリー」
 だなんて思ってたわけではないですが、
 これからは十代のひとが小説で賞とったら、
 たいていいじめ小説なんだと思って読むようにします。
 もう単行本は出てると思いますが、買った人はちょっとえらいなあと
 思ったりします。
 でも息は長いけれど読みにくくはない文章は悪くはないですけどね。
 「窓の灯」はうーん、なんなのかなあ、これは。
 タイトルからして裏堺正章
 いうか、70年代石立鉄雄テレビドラマの幸福のうらっかわには
 こういう人々がいたんだと言いたいような
 そんなことは全然ないような小説。
 まあ基本的には私には「今いいと言われる小説のいいところ」が
 わかんないのかも知れないですけどね。


◇今日もお休みなので、
 (なんだかよく休んでるように見える?)
 朝から退屈で途中までしか見ていなかったビデオの
 『恋に落ちたシェイクスピア』や
 昨日録画しておいた『ザ・コア』やこやまくんに借りたまま二年ほど
 そのままだったDVDの『ダンサー・イン・ザ・ダーク』やらを
 ざーと見る。
 『恋に落ちた−』はベタなコイバナ映画でやっぱり私には退屈。
 『ザ・コア』は宇宙に行かずに地核をめざす「アルマゲドン」みたいな
 話だけど、私はこれはこれでおもしろかったっす。
 西村京太郎が書いたSFみたいな感じ。
 『ダンサー−』はこれもこういう映画ではなくて
 前髪が最後までうっとうしそうな女性の主人公が、
 なんかスターになるとかそういう映画かと思ってたので、
 はっはー、そーゆー映画だったのー、
 という感じで見終わってしまいました。
 作品からくる表現の勃起感というのか、
 そんな難しいこといわなくてもいいのかな、
 そういうものは感じますけど、
 おもしろいのかといわれるとおもしろがる前に
 感心してしまうような映画で、
 まあそういう映画をいいといわんといかんのですかねえ。
 『恋に落ちた−』ではイギリス女王の容姿が
 PSの「FFIX」のブラネ女王に似ていました。
 『ダンサー−』ではダンスというか群舞というかの
 シーンの人の動きが、
 昭和五十年代末の創価学会の各地屋内会場での「文化祭」の
 ダンス非熟練者たちの踊りの動きに酷似していて、
 なぜかなと思ったらメイキングで役者は
 みなダンスは未経験だとかいっていて、
 ああそういうもんなのかなと思ったり。
 鴻上尚史の芝居のセリフに「この芝居ダンスあるぜ」
 とかいうのがありましたが、
 ときどきそれを思い出しますな。


◇あ、なんか「はてなダイアリー市民」にやっとなりました。
 これで「キーワード」が自分でも新規登録出来るらしいです。