枡野さんから「FRAU」が届く


◇夕方、ピンポンとドアを鳴らされた。
枡野浩一さんから「FRAU」の最新号(9/5号)が届いたのだった。
中には、枡野さんの短歌絵はがきと、ロフトプラスワンの名阪ツアーの
チラシが数枚。


女性誌「FRAU」は、今号はこれって化粧品雑誌じゃねえの? と
おもわんばかりの一冊で、1頁エッセイを毎号枡野さんが書いている。
穂村弘さんも書いていて、これは隔号連載らしい。
枡野さんのエッセイのタイトルは「バイセクシュアル・ラブレター」という
もので、気になるひとへ手紙を書くというスタイル。
今回は私に向かって書いてもらった。
とにかくありがたいことである。
どこの書店にでもある本だから、見てくださいといえばそれですむものを、
わざわざ送ってくださることも。ありがたいことだ。


◇いろいろ感想を考えてるうちに、時間がたってしまった。
六月のイベントの感想にはじまる、辰巳泰子さんの日記に関して、
枡野さんはその若い頃の「確執」を美しいものだと感じた、と書いてある。
時間がたつとものすごく楽しかったことか、ものすごく悲しかったことのほかは、
だいたい忘れてゆくように思えるが、
とにかく、十代の後半から二十代の前半のころは、短歌関連のどこへ行っても
いまから思えばすごく「楽しかった」のである。
自分の若いゆえの無邪気さが見せる夢と、短歌や俳句がそのころ見せていた「集まる」こと
への多少無反省気味な盛り上がりがそうさせていたのかとも思う。
若くても若くなくても、自分より下の世代の歌には、
やがてそのために自らが打ちのめされるとしても、
なお見ずにはいられない野放図でバカっぽい夢が、
すこしたりないようには感じられる。
それはうまい下手とはまた違うし、いい悪いとも微妙に違う。
でもまあ、それも「時代」だといってしまえばそれまでのことだけど。


◇ということで明日も仕事なので今日はこの辺で。
はてなダイアリーの日記の回数がなかなか30回に達しないので、
はてなダイアリー市民にまだなれません。うーん。