昨日と今日買った本
*『誰も知らない名言集』 リリー・フランキー 情報出版センター出版局
*『富獄三十六景』 ヴァンタン浮世絵大系第十三巻 集英社
*『徹底抗戦! 文士の森』 笙野頼子 河出書房新社
*『新・川柳への招待』 山村裕/楠本憲吉
*「彷書月刊」1997/9、1998/10、2001/1月号
買ったビデオテープ
*『オースティン・パワーズ』
盛田隆二をあきらめて、お昼から久しぶりに大阪に本を買いに行く。
このごろあまりこういうことをしなくなった。
なんでかな。
なんでだろ。
リリー・フランキーの本は、大阪のロフトプラスワン十周年の「スナック・リリー」に
行こうかなと思ったのと小説を読んでると短文が読みたくなるので買った。
1998年刊行でこのころはまだ知る人ぞ知るコラムニストだったかな。
「ポパイ」に掲載された、普通の人の「名言」を取り上げる、というコラムだけど、
いわゆる「変わった人」を軽快な文体でつづったエッセイ本。
下ネタ中心に(ゴキブリのサンドイッチを食べた話とか、やたらつきあった男性に
暴力を振るわれる20才の女性の話とか)あくまでも「興味の対象」としてそれらを
書いていくので、どことなくかなりひどい話でも「罪の無さ」があらわれるのが、
救いっぽいのかもね。
こういう対象のひとたちって、「うろんな人」とか言わないかな。
すいません、ブックオフで105円で買いましたが定価1200円+税もします。
その価格設定はなやむなー。
『富獄三十六景』はなんとなく。
浮世絵の「青」というのは割と好きなんですけどね。
でも古本屋で複製買うほどではないです。
とここまでが昨日買った本で、
マクドナルドで買った本を読んでいたら電話が。
ふんふんなになに。
あ、早稲田で?
入沢康夫と吉田文憲と小笠原鳥類と?
ああいやまだなんだよねーいやCDRからテープに落とせなくて。
R買おうかと思ってたんだけどね。
はいはい。
うんじゃまたねー。
というような会話をする。
翌日は起きたら10時ごろだった。
気が向いたので大阪に行った。
天地書房→なんばジュンク堂→なんばブックオフ→南海なんば駅ブックオフ
という流れ。
笙野頼子の本は、例の純文学論争の集大成本。
装幀はミルキィ・イソベさんである。
420pもある分厚い本で、大塚英志との論争(という言い方しかないのか)
をはじめとした多くの文章やインタビューなどがまとめられている。
うーん。ざっと読みではものが言いにくい本ですが。
『新・川柳への招待』は山村祐が昭森社から本出してたのかと思ったり。
一カ所だけ石田柊馬さんの名が出てたり。
「彷書月刊」は、はじめて買ったけど半分ぐらい古書店の目録で、
これで定価600円+税というのもやるなあ、と思った。
弓立社の宮下和夫さんの文章を2001/1月号でひさしぶりに読みました。
あと買わなかった本ではどこぞで行われた現代連歌シンポジウムの記録集とか。
穂村弘の新刊とか(すごく最近のエッセイまではいってるのがなんかすごい)。
でも完全に「最近の売れ線」のところに穂村本が並ぶようになったのはすごいですね。
「SFジャパン」の山田正紀と笠井潔とかの鼎談はざっと立ち読み。
「群像」の高橋源一郎と山田詠美と中原昌也との鼎談も立ち読み。
南海の方のブックオフへいったあと、連歌シンポの本を買っておこうかな、
とすごく気になったのでジュンク堂にバック。
連歌シンポの出席は島津忠夫・光田和伸・馬場あき子で、
光田さんの発言と質疑応答の回答が異常に濃いもので、それはまあ、
大塚英志とかウエノポエトリカンジャムとかとは光年の距離があるような気も
しますが私にすれば同時代のことなので、気になるし、
短歌ヴァーサスのホームページで毎週光田和伸のエッセイが載るなんてことも
金輪際ないだろうから、買っておこうかなー、と思ったら。
正岡さん、と呼ばれたのでそちらを向くと、あら小池正博さん。
どうもごぶさたしております、ということで喫茶店に行って、
「セレクション柳人」の話などをする。
小一時間ほど話してお別れして帰宅。
うーん。むーん。うーん。